嫁です。
現在はポーランドのクラクフにいます。アウシュビッツ博物館の見学へ行ってきました。幼いころに呼んだアンネの日記、学生時代にみた映画…これまでに見聞きしたことはあったけれど、唯一の日本人公認ガイドの中谷さんからの説明を受けながら、実際にアウシュビッツ収容所を見学するのではやはり心に響くものが違いました。この見学を機に、私たちはこの歴史を知ったうえで、現代の移民問題や人種差別といったテーマをきちんと考えていかなければいけないと思いました。雪が降り…最高気温1度のポーランド、寒さと共に歴史の悲しみが余計に身に沁みました。
今回はザンビアからボツワナへ移動します。ボツワナへ行く最大の目的は、ボツワナ北部にありアフリカを代表するサファリの1つ、“チョベ国立公園”へ行くことです。そしてこの国立公園の特徴は…ボートサファリができること!!ボートからはワニやカバなどの水辺に生息する生きものを近い距離で見ることができます。特に乾季は水場を求めて動物たちが川沿いに集まってくるため、静まり返った水辺からはゲームサファリとは違うスリル感で野生動物たちの世界を見ることができるのです。そんなチョベ国立公園のあるカサネまでの移動をお伝えしていきます!
目次
リビングストンからボツワナへの陸路国境越え!まさかの川!!?
お世話になった日本人の方たちに別れを告げ、8:00に【Falty tower】をチェックアウト。ここからはYASUくんと3人での旅!宿から約1km程の所にあるタクシー乗り場へ。
【Victoria Falls Taxi Rank】
「ボーダーへ行きたいんだ!」と伝えると周囲の人がタクシーへ案内してくれる。【Shoperite】の向かい側。
案内されたタクシーは1人55クワチャ請求された上に、少し大きめな乗用車のためなかなか満員にならず…30分待てども全然出発する気配がない。14:00までにボートサファリの予約をしたい私たちは、時間に余裕があるわけではない。とうとうYASUくんが他のタクシーへ交渉しに行き、その乗合タクシーは1人50クワチャで、私たちと地元の人の合計4人を乗せて直ぐに国境まで出発してくれた。約1時間後の10:00にボーダーに到着。
両替商のひとたちがわっと集まってくる。公式レートでは100クワチャに対して88プラだが、私の場合は85プラだった。まあまあというところだが、換金した。そして親切にも
「この先のフェリー代で2クワチャ必要だからそれは取っとけよ!」
とまで教えてくれた。そうだった。今回の国境越えは…川。フェリーで川を渡るのだ。
ザンビアを難なく出国し進んでいく。ところが、特にフェリーの乗り場という乗り場は見当たらない。周囲にいた地元のひとに聞いてみると、どうやら川の前で待っていれば良いらしい。
フェリーは頻回に往復しているため、5分程待てばやってきた。
メインは車で、私たちは隅っこに。そして結局お金を回収されることなく、5分程度でボツワナ側に到着。
ボツワナはビザ代がかからないため、なんだか得した気持ちで入国(特に何も得はしてないけれど)!!入国後は、ヘルスチェッカーというひとがいて何やら布のようなものを踏まされ靴の消毒、そしてパスポートをぱらぱらとチェックさへる。私たちは特に何もなかったが、YASUくんはルアンダ、ウガンダを経由して来たためイエローカードの提示を求められていた。
国境からカサネの町までタクシーで移動
いよいよカサネへGO!
国境を越え200~300m程歩いて行くとタクシーのお兄さんに声を掛けられる。
交渉の結果1人10プラ(105円)で、目的である【Chobe Safari Lodge】まで行ってもらうことに。15分程タクシーに乗り、11:10に到達した。
【Chobe Safari Lodge】
4つ星ホテル【Chobe Safari Lodge】でテント泊!
リゾート感が漂っていて場違い感が半端ない。
実はここ…普通に宿泊したら最低でも1人1泊15000円はする四つ星ホテル。何故ここに私たちバックパッカーが宿泊できるのかというと…ロッジの敷地内にキャンプサイトがあり110プラ(1163円)でテント泊ができるのだ!
ロッジ内ではもちろん動物と遭遇できる。
ということは、つまりテント内に食べ物の持ち込み厳禁!レセプションに伝えれば預かっておいてもらえるためご安心を。
レストランやバー(ビール一杯25プラ:267円)はあるが高そうだったため、私たちはお隣のスーパー内にあるレストランへ行っていた。というのも…自炊する気満々だったのだが、まさかの調査不足によりキッチン場なしかつガス缶手に入らず(お隣のスーパーChoppies)で食事が作れなかった。
【Delight Restaurant(Choppiesの敷地内にある)】
紙メニューには乗っていなかったお得な黒板メニュー。ビーフシチューとライス、飲み物のセットで40プラ(423円)。
割とお財布に優しいレストラン。味も美味しく、昼、夜ともにお世話になった。
ボートサファリの予約&ボートサファリってこんな感じ!!
早速、本日のボートサファリの予約を!340プラ(3595円)はプラ払いでもクレジットカード払いでも可能。
14:45の集合時間になると続々と参加者がボートに乗り込み、20〜30人乗れるボートが満員に。
ボートはミニバーとトイレ付きの豪華なボート。15:00にボートサファリがスタートした!
水辺をそろ〜りと進むボート。わくわく。どきどき。
するといきなり目の前に現れたのは…!!
なんと象の死体、とそれに群がる鳥やワニ。以前旦那から
「象の死体は見れないんだよ!象は自分の死期を悟ると群れから離れるんだ」
こんな風に言われたことがあったのを思い出した。だから象の死体を見る日が来るとは夢にも思わなかった。大きな象が横たわる姿を目の前にすると、野生動物の世界の厳しさ、そして神秘的な生態系を感じることができ、自然と手を合わせたくなった。
それにしても…色々なボートがある。
こんなのから…
こんなのまで。
カメラの三脚付きボート。笑 値段に応じて異なるのだろう。
と、ボートに気を取られていると…象の群れ!!
何度見ても象は迫力があるなぁ。のっし~。のっし~。
対岸にはバッファロー!!
しゃがんで休んでいるのかな。
ゆ〜っくりとボートが進む中、外を眺めていると…岩かと思っていたものがいきなりにょきっと顔を出す。
おぉ、カバさん!!こんにちは!
旦那「なんだか嫁に似てるんじゃない?」
嫁「ムーミンの彼女のフローレン?可愛いよね♪」
旦那「…。あ、あっちにも何かいるよ!」
ウォーターバック。お尻が白いのが特徴的。
ガイドのお姉さん「トイレに長時間座っていたからお尻が白くなっちゃったのよ~!」
この日はあいにくの曇り空で夕日が見れなかったのが残念だったけれど、ゆったりと楽しめたボートサファリもあっという間に3時間が過ぎ終わりを迎えた。
ここのキャンプ場には襲われる恐れのある動物たちはいなそう。ゆっくりとテントの中で眠りについた。
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