旦那です。リアルタイムではニュルンベルクの城ホテルにいます。
ああ物価が高い…ブダペストに帰りたい…なんならアフリカに帰りたい…。
なんて言っていると
嫁「せっかくのクリスマス気分が台無しになるからやめて!!!」
と怒られる始末。まあ仕方ない。酔っぱらった勢いで
旦那「ヨーロッパだけは【新婚旅行】としてお金を全力で使っていいよ!」
なーんて言ってしまった僕が悪いんですが。
さてさてなんだかんだ楽しくやってます。しめるところはしめる。遊ぶとこは遊ぶ。何も節約世界一周選手権で誰かと競っているわけじゃあないので。前置きはこの辺で。
今回はエトーシャ3日目!
昨日まではなんだかんだありました。夜クロサイを見すぎて嫁が寝たり!YASUが動物の前で大声を出すもんだから周囲の人から白い目で見られたり!旦那がエランドロードでひどいめにあったり!
いやあきつかった。さて3日目はまさかのハプニングから始まり、いよいよエトーシャの本気をみます。
ケニア?タンザニア?いやいやサファリならエトーシャでしょ!
さて3日目行きます。エトーシャからスワコップへ向かう話。
3日目の移動距離と時間の目安
Anderson gate(エトーシャ国立公園のゲート)
↓99km,1時間
Outjo
↓404km,4時間
Swakopmund
朝からまさかのハプニング!ついに車が…
早朝。昨日遅くまでサイの観察をしていたけど、今日も朝から水場へ撮影に!エトーシャはキャンプサイトの水場に動物が集まることから、全力で楽しむならば絶対にパーク内のキャンプサイトに宿泊したほうがいいです。
昨日も超レアキャラのクロサイが
夜だけで同時に6頭。1日の中ではなんと10頭!!!正直な話これだけたくさんのサイがみられる国立公園はアフリカ全土を探してもありません。※サイだけ見られる国立公園ならありますが。
さてさて今日はどんな動物が集まってくるか。
お、行ってみるといきなり動物が。
あれは…
クドゥ!!
今まであまり見られませんでしたが、割とコモンな動物。慎重に水飲み場に水飲みに来ていました。
いやあ今日は朝からさっそく動物見られたし幸先いいなあ。と思っているとさっそく次の動物が。
大量のインパラ!ここエトーシャでスプリングボックはたくさん見ましたが、インパラは久しぶりに大群を見ました。
嫁「シマウマさんこないかなあ!あ、でもちょっとトイレ行ってくるからしまうまさん来たら写真撮っておいてね!」
え??
旦那「シマウマとか昨日飽きるほどみたじゃん!!」
嫁「ちょっと!シマウマ【さん】だよ!シマウマさんとゾウさんは何度見ても飽きないの!よろしくね!」※嫁はシマウマと象が大好きのため敬称を必ず付ける。
そう言ってトイレに去っていく嫁。
あいつ、やや飽きたから任せやがったな畜生。と悪態をつきつつレア動物がこないか待つわたくし。というのも、ライオン不完全燃焼のエトーシャだったためどうしてもライオンを見たかったわけです。
そして待つことしばらく…次の動物が!!
シマウマ!!!あ、シマウマ【さん】。
まったくいいタイミングでトイレ行ってるんだから嫁は。と思いシャッターを切る。
おお増える増える。
…
…
あれ?
追い出されるインパラ。
てか、まだ増えるのこいつら??
…
そして
すげーシマウマ!!!!いや、もういいから!!
阿蘇の牧場で馬が水飲んでるような光景。しかし、結局嫁がかえって来る前にシマウマさんたちは走って去っていく。そしてかえって来た嫁に写真を見せると
嫁「えーうらやましい!今日はドライブでシマウマさんばっちりみようね!!」
…
…
…
もうシマウマはお腹いっぱいだって!!!!!
はい、というわけでライオンはみられませんでしたが、大量のシマウマを見てキャンプサイトに戻り支度を整えて車に乗り込み走りだす。
が。
なんだかキャンプサイトの周囲の人が僕たちの車を指さしてじろじろ見ている。
旦那「なんやこいつら」
嫁「ついにカローラのすばらしさに気づいたかな!!」←そんなわけはない。
※たしかにキャンプサイトにはSUVかHiluxしかいなかった。
YASU「あ、旦那さん!これもしかしてパンクしてないっすか!!!??」
慌てて降りる僕たち。案の定。
やっちまったーーーーーー!!!!
昨日キャンプサイトに戻ってすぐに空気圧をチェックして大丈夫だったから油断した…。ダートロードあるあるのスローパンクでした。昨日エランドロードでだいぶ削ったからだなあ…
YASU「まあ、ここでパンクしといてよかったじゃないですか!」
たしかに。タイヤに傷がある状況で160kmとか出してたら今頃バーストしてたろうな…。近くにいたキャンプサイトの従業員が異変を察知しすぐに助けに来てくれてました。
従業員「パンク修理してやるから!ガソリンスタンドまできなさい!」
調べてもらったところ、しっかりパンクしていました。
しかもその場でパンク修理とタイヤ交換までしてもらえました!助かったーーー!!!
レシートをしっかり書いてもらい切り替えて出発します。
目の前に○○○○!!声が出ないほどビビった嫁
ハラリキャンプサイトを後にして、出口に向かいつつゲームドライブを再開します。とりあえずwaterholeをたどって戻ります。
しかし朝はあれだけ動物がいたのに…
なんもいねーーーーー!!!!
まちがった。
というか乾季のエトーシャは水場に水がたくさんあるところの方が少ない!ほぼすべて枯れてる。なんとか探し出していた動物は
嫁「シマウマさん!!!停まって!!!停まって!!」
いやもうよくない?僕は白サイのが見たいよ!まだ見てないじゃん!!
とにかくシマウマ【さん】ばかりみつつ帰り道は続く。
そしてライオンがいたcharitsaub waterholeにさしかかると
!!?
なにやら車の大群が。サファリの鉄則「車のいるところには何かいる」なので期待して行ってみると…
あれは!!!!
ライオンのつがいだ!!!
てか、てか
近すぎる!!!!!!
表情まですべてわかる。
あくびまで!!!
ちなみにどのくらい近いかと言うと
なんと道路のすぐ隣!!!
そして急に静かになった嫁。
旦那「どうしたの?ライオンだよ」
嫁「いや、これだけ近いと襲われそうで怖くない?ほら!目が合った!!怖いよ!早く移動しよ!」
いや確かに。この写真の嫁は手を出していましたが、本当に手をかみちぎられるんじゃないってくらい近かったです。カローラだからこそ(もちろんカローラを推奨しているわけではないです)サファリカーのような車高が高い車では感じられない目線の近さ。これこそエトーシャの本当の魅力。
なんと少し離れた場所には子ライオンと母ライオン。
子ライオン。
感動。今まで大きい声を出して怒られていたYASUもここばかりは声を失っていました。
僕たちはアフリカ大陸で本当に沢山のサファリに参加してきたけど、エトーシャの動物との向き合う時間は何にも替えがたかった。そしてキャンプサイトの夜の水場で過ごす時間。どちらもどこのナショナルパークにもない唯一無二の時間。これだけを経験するためだけでもここに来る価値があある。生命は本当に美しいと思えたアフリカのサファリでした。
エトーシャは効率のよい回り方を調査して回ることができれば自分たちの車でのゲームドライブでも十分に楽しめますので、皆さんタンザニアやケニア以外にもぜひ!
また車に異変?!トランクをぶっ壊した!!
さてライオンを見終わって出発しようとしてしばらくしたところでYASUが騒ぎ出す。
YASU「旦那さん!後ろパカパカしてますよ!パカパカ!!」
身を乗り出して後ろをみる嫁。
嫁「あ、ほんとだ!!パカパカしてるよパカパカ!!」
旦那「なんだよパカパカって!!」
と思ってバックミラーをみると
ん?!
トランクが開いてる!!
車の振動に合わて開閉するトランク。
ぱかぱかなんて話じゃない!!
旦那「YASU!!とにかく車から降りられないから後部座席からなんとか身を乗り出してトランク閉めて!!」
YASU「うす!!」
地面に足をつけないようにトランクを閉めるのを試みる。※エトーシャはキャンプサイトか指定トイレ以外のパーク内で車から降りると罰金。
YASU「閉まらないっす!!なんかひっかかってます!!そしてトランクの中砂だらけっす!!」
最悪だ。周囲にキャンプサイトやトイレなんかない。トランクの中身が外に落ちたら一環の終わり。とにかくゆっくり走る。
嫁「あー!!スピードだしすぎ!ぱかぱかしちゃってるよ!もっとゆっくり!!」
気が付くとスピードを出す僕。怒られながらなんとか公共トイレに!!
トランクを開けてみるともちろん砂だらけ。(返却時の車内清掃が大変だった話はまた後程)
そしてよく見てみると…
…
なんとトランクの鍵が壊れてる!!おそらくロックされたままでトランクを閉めてことにより割れたのでしょう。
このフックの部分が割れてしまった。
嫁「あーこれどうやって帰ろうかなこまったね」
そんなことより保険適応できるのか?こんなマイナートラブルに?そっちのが不安でした。
ひとまず持っていたテントのフライシートロープをくくりつけて無理やり固定して再出発!
※この時はいろいろ不安過ぎて写真すら撮れていませんでした。笑
車体修理完了?!ひとまずスワコップムントへ!
ライオンに夢中になったりしましたが、トランクのトラブルがあってパークを出たのはオカクエヨキャンプサイトについたのは11:00。案の定、ぱかぱかしているトランクを見つけられ、パーク従業員から呼び止められる。
従業員「おいおい!これじゃパーク内走れないぞ!!」
うんうん、ごめんね。
従業員「スワコップまで帰るのか?!無理に決まってるだろ!!」
うん、わかったよ、ごめんて。
従業員「今から直してやるから割れたパーツよこせ!」
わかったって。
…
…
…
え???直してくれるの?!
30分ほど待つといかにも整備士さんって感じのおじさんが来てカローラをどこかに乗っていった。ひとまずパークの外れで待たされる僕たち。
嫁「どうやって直すんだろうね、あれ」
と話してると10分くらいでかえってきたおじさん。
トランクは…
…
…
パカパカしてない!!!
おじさんありがとーーーー!!!!!
溶接してパーツをくっつけてくれたようです。
修理費を支払うというと
おじさん「300………いや400ナミビアドル(3200円)な」
なんでいま訂正したんや!!てか高え!!どうやらパークのアンオフィシャルの修理屋らしくあまりキャンプサイトにばれるとやばそうな様子。
保険返金されるかわからなかったけど、領収書くれと言ってくれたのがまさかのこれ。
日付、値段、署名、修理部位、所属を手書き。笑 アンオフィシャルだから正式な領収書は発行できないとのことでした。
まあ仕方ない。これだけ書いておけば保険会社も文句言わないだろう
※結局言われずにきちんとすべて返金されました。オンライン保険の返金手続きなどのやり方の詳細は以下のブログから。

とにかく沢山の人に助けられてなんとか12:00にオカクエヨを出発!!スワコップへ戻りました!!
明日はスケルトンコーストへ向かいます。
旦那
コメント