旦那です。リアルタイムではシェムリアップの日本人宿にいます。人生初の日本人宿です。いたるところで日本語が聞こえて違和感が半端ない。
さて今回はベトナムからカンボジア国境を越えてプノンペンに行く話。噂ではカンボジア国境は警察が腐敗しまくってて賄賂を請求されることも多いとか…
震えながら行った僕たちに、案の定汚職警官の魔の手が…
さらばベトナム!
さて、嫁が前回の更新でカンボジア国境まで書いたのでそこから記載します。
宿を早めにでて、【sin tourist】へ向かいます。7:30集合と言われたにもかかわらず、中々check inさせてもらえない!結局8:00過ぎまでまて、とのことであったので朝ごはんを調達しに行きます。
おばちゃんが手際よくベトナムの伝統サンドイッチ「BANH MI バインミー」を作ってくれます。20000VD(100円)。
お、意外においしい。卵とトマトとレタスの超シンプルなサンドイッチでしたが十分においしかったです。
そしてかなり遅れましたが、結局8:30頃に出発。国境越えのバスはsin touristがどこかに委託しているのか、乗客はほぼ全員カンボジア人でした。
こないだ乗ったスリーピングバスより快適ですな。
長かったベトナム生活ともいよいよお別れかと名残惜しむ間もなく、お腹いっぱいになった我々はあっというまに眠りました。
国境でトラブル!旦那まさかの入国拒否。
しばらくするとパスポート回収に添乗員がきます。出入国カードを配られ、パスポートを回収されます。VISA申請のためです。カンボジアのアライバルツーリストビザはアメリカドル30で、30日間有効のものが発行されます。国境でとれるので楽ちん。
個人で入国することももちろん可能ですが、手数料5$を支払い、バスの添乗員に任せちゃう人が多いです。
え?5ドルも払うの?!なら自分でやるよ!って人も多いかと。しかしここはそうもいかない。
というのもカンボジアは賄賂が横行する国!!
賄賂を払わないと入国させないとか、VISAださないとか平気で言われるからたまったもんじゃない。もちろん人それぞれなのですが、僕たちは普段から平和主義のためできるだけトラブルを避けたい性格です。宿代はケチるくせにこういうところではお金を使っちゃうんですよね!
旦那「どうする?」
嫁「任せましょう!」
ちゅうわけで、添乗員さん、よろしく!
いやああとは待っておけばいいだけだから楽ちんだなあ。嫁とコーヒーでも買いに行こうとすると慌てて戻ってきた添乗員。それも、僕のパスポートだけを持って。
添乗員「このパスポートはどうしたっていうんだ!!」
…
…
…
…
はて??
あ。
ベトナム生活が長いせいで忘れてたことを思い出す。
添乗員「パスポートやぶれてるじゃねえか!!」
北京国際空港のwi-fiマシンで破ったの完全に忘れてた!
ラオスのイミグレでも聞かれましたが、事情を説明したらOKとのことでしたのであまり気にしていませんでした。※一応外務省のページには破れたり汚れたパスポートは「破損旅券」として再発行を促すように記載されています。国によっては入国拒否されるようですが、ICや顔写真が無事ならばおおむね大丈夫なようです。
事情を説明しましたが、
添乗員「これだと入国できない可能性がある。ベトナムとカンボジアの国境は本当に厳しいんだ」
の一点張り。
やべーどうしよう。
入国できなかったらホーチミンに戻るかなあ、飛行機でタイへ行くとなると高いだろうなあ、なんて考えて悶々。さすがの嫁も不安そうでした。
僕の気分とは対照的にカンボジア国境は晴れていい気分です。
(ベトナム側の国境。ここから出国手続きをして、またバスに乗り込みます)
この時はわたわたして写真とるのを忘れていました笑。中に入ると意味があるのかよくわからないX線検査で手荷物をチェックされ、出国手続きをします。
国境と賄賂とわたし
そして運命の瞬間です。添乗員から僕だけ別のところに呼び出されました。部屋の隅でこそこそ話します。
添乗員「このパスポートは破損旅券だ。結論から言うと、VISAは発給できない」
旦那「あー、そうなんだ。今までは事情を説明したらなんとかなったんだけど」
添乗員「カンボジアは何日間いる予定なんだ、その後はどこへ行くんだ」
旦那「10日くらいかな、そのあとはタイだよ。でも無理なら仕方ないから飛行機を探すよ」
添乗員「いや、無理じゃない」
…
…
…
ん???
旦那「どういうこと?」
添乗員「マネー、マネー」
あ、そういうことですか。
賄賂ね!!
いいカモになったと思われたのでしょう。でもビザ発給しないと言われたら、仕方ないのでいくらか聞くと、驚愕の金額が。
アメリカドル 50$
…
…
いや馬鹿か!!!
VISAと合わせるとほぼ1万円!!!もちろん値下げしてくれない(これに関しては検索しても前例がなく、相場が不明でした。どなたか同じ境遇だった人、いくらだったか教えてください)。
旦那「どうしますか?」
嫁「まあ仕方ないよねえ」
との許可が出たため泣く泣く5500円の追加料金を支払いカンボジアビザを入手しました!!しかしこの後も別室で隔離されたり、建物からでるなと言われたり、なんだか踏んだり蹴ったり。
皆さん国境を超えるときは、いちゃもんがつけられないようなパスポートにしておいた方が無難ですよ!!(大概の人はいちゃもんつけられませんですよね、わかってます)
ようやくカンボジアへ!
さてなんだか辛気臭い感じになりましたが、無事にVISAを入手し国境を超え、
国境を超えると一旦お昼休憩になります。カンボジア国境ではベトナムドン、カンボジアリエル、アメリカドル、いずれも使えそうでした。
結局16:00頃にようやくプノンペンの中心、セントラルマーケットのバスターミナルに到着しました。
すぐ北東の四角がセントラルマーケットですのでアクセスは非常によかったです。そして無事に【Central tower hostel】に到着しました。
4ベッドドミ、エアコンなしでUSD 3$/day。扇風機があれば快適ですが、窓がないので空気がこもります。水回りも掃除されておらず、部屋には前の滞在者のゴミが放置されておりあまり印象はよくないホステルでした。心の狭い僕にとって許せるのは、Wi-Fiが早いこと、center of the cityということだけでした。
嫁「小さい男だなあ。」
うるさいわ!!
荷物を置いてさっそくプノンペンを散策に行きます。
プノンペンは、一言でいうと整然とした都会です。ハノイやホーチミンのバイクにまみれた我々がまず驚いたのは、交通状況の良さでした。
ベトナムは韓国車かアメ車ばかりだったのですが、カンボジアに入ったとたんたくさんのTOYOTA。PRIUSをみると旅の始まりを思い出します。(詳しくはウランバートルの記事を参照ください)
プノンペン・ローカル屋台で安飯
腹ペコな僕たちは、地球の歩き方に記載されているSt 130(セントラルストリートの東に伸びている通りで屋台がでるとの噂)に行きましたが、屋台どころか深い闇ですぐに引き返しました。
結局ローカル市場のオルセーマーケットへ向かいます。
ここにはたくさんの屋台が並んでいます
とりあえず頼んだやきそば(Fried Noodle) USD 1.5$
美味いです。
豚焼肉 USD 1$(110円)、ごはん 0.25セント(35円)
これだけ食べて1人300円ほど!しかし、見てわかる通りオルセーマーケットはめちゃくちゃ暗いです。しかし治安はそこまで問題ではなさそうでした。なお、地元民しかいません。英語は数字しか通じないです。それでも安くてちゃんと火が通っているものを食べられるのはうれしいですね。
今日はそんなところで。明日朝4:00起床なのでそろそろ寝ます。おやすみなさい。
旦那
コメント
朝5時か〜辛い…
賄賂が当たり前とは
経済的にヤバそう……
P.S.Wi-Fiが意外とあるんですね
@skiさん
5:00は眠かったですがバッチリアンコールワットは見てきました!
賄賂が当たり前の文化です。お金より大切なことはいっぱいあります、真似しないようにしましょう。ちなみにアフリカも賄賂大国なので是非調べてください!
つけ込まれる隙を与えないように
お金で済んだから良いけど…
安全な旅を続けて下さいね
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りです。嫁の方はまったく何事もなく済んでいたので、誰かしら金になる人を探しているのだと思います。今考えてみれば、バスの添乗員もグルであった可能性が高いので自分で交渉すればよかったです。
しかしお金でなんとかなることならそれに越したことはないので、何はともあれでした。
参考までに。
カンボジア人でパスポートや越境許可証が無い人でもベトナムに陸路入国することは可能です。
もちろん不法入国ですが、やはり50ドル支払うことになります。
カンボジア人は病気になると、(カンボジアの病院があてにならないので)ホーチミンに行きます。
パスポートを持っていない人も多いのですが、数日でしたら大丈夫なのです。
何か書類が発行されるという事も全くないので、全てが自己責任です。
旦那です。コメントありがとうございます。なるほど、結局賄賂で国境の行き来ができるのですね…勉強不足で大変お恥ずかしいのですが、まったく知りませんでした。噂には聞いていましたが、賄賂で不法入国がまかり通ってしまうのは驚きです。アフリカを旅しているときも思いましたが、現地に行ってしか知りえないリアルな情報はありますね。