嫁です。
トルクメニスタンを抜けました。中国同様、トルクメニスタンではSNSが使えず…7日間周りと連絡がとれずで現在に至ります。現在はアゼルバイジャンにいますが、ここはヨーロッパ(私はまだ行ったことがないですが)のような綺麗な街並みです。
無事にトルクメニスタンビザを取得、入国、地獄の門に到着しました!
そして何が一番大変だったかと言うと…出国です。何がどんな風に大変だったのかは…旦那の今後のblogに期待しましょう。
今回は、仲間5人とウズベキスタンでの最後をどう過ごし、どのように地獄の門まで向かったのかを記事にします!
そのほかのトルクメニスタンシリーズは以下でまとめています。
【トルクメニスタンビザ申請まとめ】

【地獄の門の行き方まとめ】

ご参照ください!さあそれでは行きましょう!
目次
トルクメニスタンビザを取得するなら【trip.LE】へ!
まだできてから一か月も経っていない【Trip.LE】は新しく綺麗な宿です。
トルクメニスタン大使館へも徒歩20分程なので便利。ウズベキスタンの宿の多くはキッチン付き。
スーパーでお米が安かったため自炊をしていました。(900gで約9000スム(約130円))
お鍋で美味しく白米を炊けるようになりました。
日本から持参した醤油・塩コショウ・コンソメの限られた調味料から、いかに日本食に近い味付けをするか、旦那と試行錯誤。ツナ缶で出汁をとってみたり、チーズでコクをだしてみたりと…親子丼やツナじゃが、チキンのトマト煮などを作りました。
みんなで囲む食卓は美味しさ倍増ですね!
仲間Yうきさんの”のりたま”も日本を思い出す絶品のおかずでした。一度日本に戻れるなら…私は”のりたま”を持ってくるでしょう。笑
白米にありつけた旦那は、ようやく胃腸炎から復活できました!(ご心配をおかけしました)
(そうそう…誕生日には旦那の胃腸をいたわり、Yきさんからヨーグルトのプレゼントがありました。嬉しく、そしてありがたいですね!)
ウズベキスタン最後の夜は、みんなで壁にお絵かきをしたり…スタッフがパソコンに素敵なお絵かきをしてくれたり…カンボジアで出会った懐かしのSちゃんとテレビ電話をしたり…とても楽しい時間を過ごしました。
左側のサマルカンドの絵は、ブルーのパソコンが映えますね。(ウズベキスタンはブルーのモスクや建築物が綺麗な街です!)
スタッフの方たちがとても親切で、最終日もいつチェックアウトしてもいいよ!とのこと。
とりあえずお昼にチェックアウトを済ませ、18:00の列車までのんびりしていました。
ユニバ超え?!タシュケントのマニアックなハリーポッターカフェ
この日の午後はみんなで【Cafe Potter Mania】というクオリティの高いハリーポッターカフェへ行ったり、長丁場になるであろう移動へ向けて食材の買い出しへ行ったりしました。
入口から作りこみがやばい…。
バンズの色を選べます。旦那は赤、私は緑。ちなみにこれ、レイブンクローとかグリフィンドールを意識しているらしいです!値段は600円前後でした。味は美味しい!
その後妙に凝った店の中で一通り遊んで…。
あらゆる電子機器を満タンに充電し…シャワーを浴び…準備万端!スタッフにお礼を言い、いざトルクメニスタンへ!!!
史上最不快!?タシュケントからウルゲンチまでの寝台列車
ここからの記事の詳細についてはまとめ記事で紹介しているので詳しく知りたい方々はそちらを参照ください!

ということでタシュケント駅から寝台列車に乗り込みました。(ビザ申請日に購入した100000スム(約1440円)のチケット)
敷布団、かぶり布団、枕、枕カバーあり。しかし、ここで誰もが予想していなかった出来事が。
40℃近くもあるというのに、まさかの、まさかの、エアコンなし。笑
窓もろくに開かずで、これではインドのSLEEPERどころではありません。
ファンもないなんて、SLEEPERより最悪。
走りだせば涼しいかな~。夜中になれば涼しいかな…なんてみんなで淡い期待を持っていましたが、全く涼しくなりませんでした。笑
翌日は砂漠で野宿だというのに、既に汗だく。
※恐らくあと4~5ドルほど高いチケットだとエアコン付きだったのでは。
5人で楽しくトランプ(インドで購入したカーマスートラのトランプがこのあとも大活躍)をしたり、おしゃべりをしたり…でなんとか眠りにつき、朝を迎えることができました。
翌日10:30にウルゲンチに到着。列車内でだいぶ水分を必要としてしまったため、ここで再度水の調達です。
ウズベキスタン出国からトルクメニスタン入国!
ウルゲンチから国境まで向かうために、タクシーと交渉。1人10000スムで交渉成立。トランクにメインバックを押し込み、1台に5人乗るという荒業で。笑
国境で余ったスムをトルクメニスタンマナトへ両替してもらいます。
(2018年8月現在 1000スム⇒1マナト)
そして小さな建物の中にある荷物検査を通過し…あっけなくウズベキスタン出国!
いよいよトルクメニスタン入国へ!
入国する際には5人でバンに乗り込み、1人1ドルで入国の建物まで移動。乗車時間は3分ほど。
おぉ。大きな大統領の絵がお出迎え。
真っ白な建物の中に入っていくと、なにやら入国カードを記入しますが現地語で読めない。優しくお兄さんが教えてくれました。
内容は、名前・パスポートナンバー・滞在場所・ホテル名・出国先など。
そして、5人のうち1人目がまず入国審査へ。
どこで、どのホテルに、どれくらい滞在して、どういう手段で、どこから、どこへ出国するのかを詳しく聞かれます。
※あくまでも観光ビザでなくトランジットビザ。地獄の門のある”ダルヴァサ”には触れず。
アゼルバイジャンビザを求められたので、事前にプリントアウトしていたものを見せます。
2人目以降からは特に詳しく聞かれることはなかったです!
むしろ笑顔でWelcome!!と。
あれ?思っていたのと違う。笑
隣の受付で入国税14ドルを支払い、領収証を受け取り、再度イミグレの窓口へ渡すと入国スタンプがぽんっと!押されたパスポートが返ってきます。ビザ代55ドルも払っているのに…この国に入国するには本当にお金がかかりますね。
トルクメニスタンではたばこの販売と喫煙が禁じられているようで、たばこを持っていないか確認されます。
薬のチェックがあると聞いていたので、持ち合わせている薬は全部説明できるように準備をしてきましたが、実際にはバックを探られるような厳しいチェックではなく、自己申告制でした。持っている酔い止めや痛み止めなどを数種類見せればOK。
13:00こうして5人全員が無事にトルクメニスタン入国完了です!
(係員がお昼ご飯休憩に入ると待つことになってしまいます)
いよいよ地獄の門があるダルヴァサへ
ここからタクシーでダショウズまで30分程。流石トルクメニスタン、5人1台で交渉するも…ポリスに見つかるとまずいらしく、2台に分かれて1台2ドルで交渉成立です。
ここからが重要な、地獄の門のあるダルヴァサまでの移動。英語が堪能な私たちのリーダーなるMささん、5人が乗れるバンの運転手さんと交渉開始です。
なぜか周りには傍観人が群がる。群がる。笑
もはやMささんが見えない、そして運転手でないひともいる。
150ドルから開始した交渉は…Mささんの努力の末に90ドル/台で交渉成立!
しかも!!!
ダルヴァサまで乗せて行ってくれるだけでなく、翌日もそこからアシガバートまで乗せて帰ってきてくれるという2日間の契約です。
素晴らしい!!
実は当初は、地獄の門へ行く多くのひとが選択するヒッチハイクの方法で帰ってくるつもりでした。
しかしこの方法、あまり車が通らない、かつ40℃の灼熱の中、1~2時間以上待つのがざらなのです。ネット環境がなく連絡も取れない中で、5人ばらばらになる可能性もあったので…帰りの手段まで担保できたのはデカいです。
6人乗りの乗用車はしっかりエアコン付きで、5人快適に700kmの移動ができました。
途中小さなマートにまで寄ってくれる気が利く運転手さん。
14:00に出発し、17:30にチャイハナに到着しました。
チャイハナとは小さな茶屋のことを言い、地獄の門へ行くには、ここで荷物を預かっておいてもらうのが一般的。1人2ドルで預かってくれました。
ぽつんとチャイハナがあるのみで、周囲は砂漠。
ここでも水やパンは購入できますが、お値段は高め。
(お水をおじちゃんから購入すると5マナト、おばちゃんから購入すると10マナトという気まぐれお値段。ぜひおじちゃんから購入しましょう。)
20:00のsun setに間に合いたかった私たちは、すぐさま着替えたり必要な荷物を準備し、18:00にチャイハナを出発しました。
気温は42℃の表示。(見なければよかったと後悔)
砂漠の中をひたすら歩きます。砂浜を歩くのを想像してみてください。靴の中には砂が入り歩きにくい!!
そして何より暑い。口が乾く乾く。
maps.meだけを頼りに5km歩き続けます。
時には丘を越え…登ったり…下ったり…。
まさに地獄。
灼熱の中、先の見えない砂漠を歩き続けること1時間が過ぎ…
あったよ!!!地獄の門!!!
感動の地獄の門とのご対面、地獄の門での野宿から、アシガバートでの滞在、不定期船を待った上に、海上で24時間も進まなくなったフェリーでの出来事あれこれ…長くなりそうなのでわけてお伝えします。
コメント
毎日毎日PCを開いてはブログ更新を待ち続けていました。
ウズベキスタン、トルクメニスタンなど、名前だけは知っていた国々が、画面を通して目の前に現れた感じがして、持ち前の好奇心が頭をもたげ、興味津々で見て読んでいます。それにしても灼熱の砂漠を延々と歩く様に驚くばかり。
半世紀近い長い間、燃え続けている「Door to Hell 」、ゆめゆめ足をすくわれ ませんように。
@grandmomさん
ご心配をおかけしました。
モンゴルでは砂漠を経験し、ネパールでは何時間にも及ぶトレッキングを経験し‥砂漠もきっと何なくクリアするだろう!と思っていましたが、暑さが体にこたえました。でも皆んなで過ごせば何でも楽しく、常に笑っていた気がします^ ^
40度超えの寝台列車は辛い………
地獄の門、待ってます